3時起きで夏の朝マズメに間に合うか|起床から釣り場までの逆算
夏至の日の出は4時26分
神奈川の夏至前後、日の出は4時26分です。
朝マズメは空が白み始めてから日の出後1時間くらいまで。空が白み始めるのは日の出の30分前なので、朝マズメの始まりはだいたい3時55分。そこに立っていたければ、3時半には釣り場に着いて、竿を出す準備を終えておきたい。
3時半に釣り場。ここから逆算します。
逆算タイムライン
わたしの場合で計算します。藤沢のアパートから湘南の釣り場まで車で20分。
| 時刻 | やること |
|---|---|
| 2:40 | 起床 |
| 2:40〜2:50 | 洗顔・スキンケア |
| 2:50〜3:00 | 日焼け止めを塗る(ここから肌に定着するまで15分必要) |
| 3:00〜3:05 | 髪をまとめる |
| 3:05〜3:10 | 着替え(UVパーカー・帽子・偏光グラス) |
| 3:10〜3:15 | 車に荷物を積む(前夜に準備済み) |
| 3:15 | 出発 |
| 3:35 | 釣り場着 |
| 3:35〜3:55 | 仕掛けの準備 |
| 3:55 | 朝マズメ開始 |
2時40分起きです。夏至に朝マズメをやるというのは、そういうことです。
3時起きでは間に合いません。特に女性は日焼け止めの定着時間と髪をまとめる時間がかかるので、20分の差が致命的です。男性の身支度なら3時で間に合うかもしれませんが、わたしの工程では無理でした。
なぜ身支度にこれだけかかるか
「洗顔して着替えるだけなら10分でしょ」と思うかもしれません。男性ならそれで済むかもしれませんが、女性は工程が多い。
日焼け止めは塗ってすぐ外に出ても十分な効果が出ません。肌に定着するまで15〜30分かかるとされています。夏の釣り場の紫外線は容赦ないので、日焼け止めを塗ったら定着するまでの時間を他の準備に使います。わたしは塗ってから髪と着替えをその15分に当てています。
髪はまとめないと釣りになりません。風で顔にかかるし、仕掛けに絡むし、帽子が被れない。編み込みかお団子にする必要があって、これが早くても5分。寝癖がひどいと水で濡らすところからなので、もう少しかかります。
化粧はしません。どうせ汗と潮風で崩れるので、日焼け止めだけ塗ってすっぴんで行きます。ソロ釣行なら見た目を気にする相手もいないので、ここは潔く割り切っています。
逆算は前夜の就寝時刻まで続く
2時40分に起きるなら、何時に寝ればいいか。6時間睡眠で逆算すると20時40分、7時間なら19時40分です。
夏至のころの19時40分は、まだ外が明るい。
夕飯を18時に食べて、風呂に入って、19時半に布団に入る。普段の生活からするとありえない時間です。アニメの続きが気になっていても、ここで観始めたら終わりなので我慢します。
早く眠るためにやっていることがいくつかあります。釣り前日の夕方からカフェインを摂らない。コーヒーは15時以降は飲みません。風呂は寝る1時間前くらいに済ませておくと、体温が下がるタイミングで眠気が来ます。部屋を暗くして、スマホを遠くに置く。アラームは枕元ではなく部屋の反対側にセットします。布団から出ないと止められないようにしておくと、二度寝の防止になります。
それでも眠れない夜はあります。「明日の朝マズメのために早く寝なきゃ」と焦るほど目が冴えるのは、遠足前夜と同じ原理です。そういうときは5時間睡眠で割り切って出ます。釣り場に着けばアドレナリンでどうにかなります。帰宅してから昼寝すればいい。
前の夜に終わらせておくこと
2時40分起きを少しでも楽にするために、前夜にやっておくことがあります。
タックルの準備は前夜に済ませます。ロッド・リール・仕掛け・エサ・クーラーボックス・飲み物・タオル。全部まとめて玄関に置いておく。朝はそれを車に積むだけにします。
着る服も出しておきます。UVパーカー、帽子、偏光グラス、靴。暗い部屋で「あれどこだっけ」と探すと5分のロスが積み重なります。お風呂も前日です。
ここまで前夜にやっておけば、朝の支度は「洗顔→日焼け止め→髪→着替え→出発」の流れだけに絞れます。
電車では間に合わない
わたしが車を使うのは理由があります。6月の始発電車では朝マズメに間に合わない。
藤沢駅のJR始発は5時台、小田急江ノ島線の片瀬江ノ島方面も同じくらいです。日の出が4時26分の時期に、5時台の電車に乗って釣り場に向かっても、着くころには朝マズメの一番いい時間は終わっています。
自転車で行ける距離に釣り場がある人は別ですが、そうでなければ車が必要です。ここは女性に限らず、夏の朝マズメを本気で狙うなら避けて通れない問題です。先輩が「車は釣具だ」と言っていたのも頷けます。
そもそもなぜ朝マズメにこだわるか
ここ数年の夏は10時を過ぎると気温が35度に届きます。コンクリートの堤防は照り返しで体感温度がさらに上がる。日陰もない。
昼の釣りは熱中症のリスクと引き換えになります。楽しくないし、危ない。
だから夏は朝マズメの短時間勝負になる。4時から8時くらいまでの4時間が、夏の釣りの現実的な活動時間です。ここに照準を合わせるために、2時台に起きる。夏の朝マズメを経験したことがある方なら、このつらさは分かってもらえると思います。
月別の起床時刻の目安
日の出時刻は月によって変わります。逆算した「釣り場に30分前に着く」ための起床時刻を、神奈川を基準にまとめました。移動時間20分・身支度35分の前提です。
| 月 | 日の出(横浜) | 釣り場到着目標 | 起床時刻の目安 |
|---|---|---|---|
| 5月中旬 | 4:40ごろ | 4:10 | 3:15 |
| 6月(夏至前後) | 4:26ごろ | 3:55 | 2:40 |
| 7月中旬 | 4:40ごろ | 4:10 | 3:15 |
| 8月中旬 | 5:05ごろ | 4:35 | 3:40 |
6月が一番つらい。5月と7月は15分の猶予がある。8月に入ると日の出が遅くなって少し楽になりますが、今度は気温が上がって釣りができる時間がさらに短くなります。
全部の釣りが朝マズメ必須ではない
ここまで朝マズメ前提で逆算してきましたが、釣り物によって事情が違います。
青物は朝マズメの依存度が高い魚です。ブリやカンパチの回遊、アジの接岸は日の出前後の光量変化に連動しています。朝マズメを逃すと、次のチャンスは夕方まで来ないことが多い。サビキでアジを狙うなら、朝マズメに間に合わせる価値はあります。
シロギスは日中でも釣れます。むしろ日が昇って海底の水温が安定してからのほうが活性が上がることもある。ちょい投げやキス釣りが目的なら、2時台に起きる必要はありません。
ではアオリイカはどうか。わたしのメインターゲットです。
アオリイカは夜行性の生き物です。光量が落ちる時間帯に活発に捕食行動を始める。朝マズメも有効ですが、生態的には夕マズメから日没後の数時間がアオリイカにとっての本来のゴールデンタイムです。秋の新子なら日中のデイエギングでも釣れます。
つまりエギングに限って言えば、2時40分に起きなくても夕マズメという選択肢がある。わたしが朝マズメにこだわっているのは、朝の海が好きだからです。エギングの効率だけを考えたら、夕方のほうが理にかなっている場面は多い。
夕マズメという選択肢
朝がどうしても無理なら、夕マズメがあります。夏の日没は19時前後なので、18時に釣り場に入れば間に合います。身支度の時間的なプレッシャーは朝より圧倒的に小さい。
アオリイカやシーバスのように夜行性の魚種を狙うなら、夕マズメは朝と同等かそれ以上のチャンスがあります。仕事帰りに竿を出せる人なら、むしろ夕マズメのほうが生活リズムに合うかもしれません。
ただし夕マズメは日中の暑さが残っていて体がきつい。それと、暗くなってからの片付けは足元が見えにくくなるので、ヘッドライトが必要です。
わたしは朝派です。早起きはつらいですけど、朝の海は静かだし、釣りが終わってからまだ1日が長い。午前中に帰宅してシャワーを浴びて昼寝すると、休みを2回使ったような得した気分になります。

葵ちゃんのまとめ
2時40分のアラームを見た瞬間は毎回後悔します。でも車を走らせて釣り場に着いて、まだ暗い海を見た瞬間に「来てよかった」に変わります。
前の夜の準備でどれだけ朝を楽にできるかが勝負です。日焼け止めは塗ってすぐ出ない、髪はまとめる、タックルは前夜に玄関。この3つで、布団から出て35分後には車を出せます。
夏至を過ぎると日の出は毎日少しずつ遅くなって、起床時刻も緩やかに楽になっていきます。一番つらい6月を乗り越えれば、あとは下り坂です。