「帽子、サングラス、必要ですか?」|店員として正直に答えます

レジで一番多い質問かもしれません

竿とリールと仕掛けを選び終わって、レジに向かう途中のお客さんに「帽子とかサングラスって要りますか?」と聞かれることがよくあります。

要ります。しかも思っているよりかなり大事です。

かっこつけるためでもベテランっぽく見せるためでもありません。楽さ、安全、集中力が全然違うからです。

釣りって、魚との勝負に見えて、実際は日差し・反射・風・暑さ・目のしんどさとの勝負でもあります。帽子とサングラスはそこをかなり楽にしてくれます。釣れる・釣れない以前に、釣りをちゃんと最後まで成立させるための装備です。


帽子:「なくてもできるけど、あると圧倒的に楽」

直射日光が体力を削ります

堤防でも砂浜でも、海の釣りは遮るものがありません。頭と顔にずっと日が当たるだけで体力が削られます。夏は「まだ釣り始めたばかりなのに、もうだるい」ということが普通に起きます。帽子があるだけでこれがかなり違います。

集中力が落ちにくくなります

これが一番大事かもしれません。帽子がないとずっと日差しを頭と顔で受けて、暑い・まぶしい・だるい、で集中が切れやすくなります。釣りは我慢比べみたいなところがあるので、疲れにくくする装備にはちゃんと意味があります。

小雨や飛沫でも助かります

帽子は晴れの日専用ではありません。小雨や波しぶきでも視界が少し守られるだけで釣りがやりやすくなります。

どんな帽子がいいか

釣り専用品じゃなくても大丈夫ですが、つばがちゃんとあるものを選んでください。キャップでもハットでも構いません。砂浜や堤防で長時間やるなら首の後ろまで日差しがきついので、ハット系や首まわりを守れるタイプの方が楽です。

風で飛びにくいこと、蒸れにくいこと、長時間かぶってもつらくないこと。このあたりが選ぶポイントです。

帽子は一度ちゃんとかぶって釣りをすると、次から外せなくなる装備です。わたしも最初は「なくても大丈夫でしょ」と思っていましたが、夏の堤防で半日帽子なしで過ごした日に懲りました。


サングラス:「できれば偏光がいい」と正直に言います

サングラスも軽く見られがちです。「まぶしいの我慢すればいいですよね?」「曇ってる日は要らないですよね?」と言われることがあります。

要ります。しかも買うならできれば偏光サングラスがいいです。

海の反射がしんどすぎます

海は思っている以上に目にきます。晴れの日はもちろん、曇りでも反射はあります。サングラスがないとずっと目を細めることになって、これが地味に疲れます。偏光サングラスだとこのギラつきがかなり減ります。

水の中が見えるようになります

これは偏光の大きな強みです。足元の底の様子、かけ上がり、海藻、魚影、ラインの入り方——こういうものが見やすくなります。

エギングでは偏光サングラスがあるかないかで情報量が全然違います。シャロー(浅場)でエギを目視しながら操作できるのは偏光のおかげです。日中のサイトフィッシングでは必須と言っていいです。

目の保護としても意味があります

これは意外と大事です。キャスト時、仕掛け交換時、風がある日——釣りは思ったより顔まわりに危険があります。サングラスはまぶしさ対策だけではなく、針やオモリから目を守る役割もあります。

普通のサングラスでもいいですか?

だめではありません。家にあるサングラスを使うのは全然アリです。でも釣り用に一つ買うなら偏光をおすすめします。普通の色付きサングラスはまぶしさを多少減らしますが、水面の反射を選択的にカットする機能は偏光にしかありません。


どっちが先ですか?

これもよく聞かれます。

両方あるのが理想ですが、どちらか一つならまず帽子です。日差し・暑さ・体力消耗に広く効きます。その次に偏光サングラスです。

ただ昼間の海釣りをちゃんとやると、結局サングラスもほしくなります。


「曇りだから要らない」は半分違います

曇りの日は晴天ほどしんどくはありません。でも海の反射は曇りでも普通にあります。帽子はほぼ毎回、サングラスも日中ならかなり有効です。

曇天だと油断して何も持たずに行って、途中でやっぱり目がしんどくなることがあります。


葵ちゃん

葵ちゃんのまとめ

帽子とサングラスは脇役の小物ではなくて、釣りを快適に最後まで続けるための基本装備です。

竿とリールだけで海釣りに行くのは、正直ちょっと無防備です。日差しと反射と暑さは、魚と同じくらい相手にしないといけないものなので。

わたしはエギングのとき偏光サングラスなしだと不安になります。水中のエギが見えないし、ラインの変化が取りにくいし、目が疲れてシャクリが雑になる。つけた日とつけない日で、体感の疲れが全然違います。

「一回行って、思ったよりしんどかった」という方は、次の釣行で帽子とサングラスを試してみてください。道具を変えなくても、釣りの快適さはかなり変わります。