釣り人が知っておきたいマリンスポーツの話|トーイングチューブ編

ボートに引っ張られてる浮き輪のやつです

夏の海で、ジェットスキーやボートが丸い浮き輪のようなものを引っ張って
海面を走っているのを見かけることがあります。
上に人が乗っていて、波を受けて飛び跳ねながら走っている。

あれがトーイングチューブです。

バナナボートと似た仕組みですが、
バナナ型ではなく丸型や楕円形の浮き輪型が多いのが特徴です。


トーイングチューブとは何か

トーイングチューブは、空気で膨らませた浮き物に乗って、
ジェットスキーやボートで引っ張られるウォータートイです。

1〜4人程度が乗り込み、引っ張られながら海面を走るスリルを楽しみます。
バナナボートより小型でシンプルなため、個人所有の人も多く、
海水浴場近くやプライベートビーチでも使われます。


実は死傷事故が多いです

これは知っておいてほしい話です。
トーイングチューブは、見た目の軽さとは裏腹に、重大事故が多い乗り物です。

水上バイク関連の専門メディアによると、
過去10年間でトーイングチューブによる死傷者が100人以上に上るというデータがあります。

主な事故のパターンは、

  • 引っ張るスピードが速すぎて、乗っている人が水面に叩きつけられる
  • 落水した人が後続のボートや水上バイクに轢かれる
  • 落水時に水面への激突で頸部・腰部を傷める
  • ライフジャケットを着用していない状態で落水する

乗っている側は楽しいレジャーのつもりでも、
引っ張る側のスピードや技量次第で一気に危険になります。


釣り場との関係

バナナボートと同様に、夏の海水浴場や海上レジャーエリアで使われます。
引っ張るジェットスキーやボートの航行範囲が釣り場と重なることがあります。

トーイングチューブはバナナボートより小型で機動性が高いため、
引っ張るコースが読みにくいことがあります。
引き波もそれなりにあるため、堤防の足元の波が乱れることもあります。


引っ張る側には免許が必要

トーイングチューブを引っ張るジェットスキーやボートの操縦には、
それぞれの免許が必要です。
ただし、乗るだけなら免許は不要です。

問題は、操縦免許を持っていても、
トーイング中の安全な引き方を学んでいない人が多いことです。
楽しさを優先してスピードを上げすぎることが事故の主な原因とされています。


店長の結論

楽しそうに見えますが、事故の多さは知っておいてください

釣り場から見ると「賑やかなレジャー」のひとつですが、
トーイングチューブは見た目より危険なアクティビティです。

釣り人として関わるのは、主に引き波と航行エリアの重複くらいですが、
近くで行われている場合は、落水者が流されてくる可能性も頭に入れておいてください。

万が一、落水者が釣り場の近くに流れ着いてきた場合は、
ライフセーバーや引っ張っていた人に向けて声を上げることが大事です。


海でのレジャーは安全を最優先に。現地のルールと注意事項を必ず確認してください。