④ 「また行きたい」と思われる終わり方をしろ
ベテラン店長が本音で言う、釣りデートは“釣ってる時間”より“終わり方”で印象が決まります
ここまで読んでくれたなら、もう分かっていると思います。
初回の釣りデートで大事なのは、
- どれだけ釣れたか
- どれだけ上手く教えられたか
- どれだけいいポイントに入れたか
ではありません。
本当に大事なのは、
相手が最後に「思ったよりしんどくなかった」「意外と楽しかった」「また行ってもいいかも」と思えること
です。
そして、その印象を決めるのは、
意外なくらい帰るまでの振る舞いです。
はっきり言います。
次がある男は、釣りが上手い男じゃない。終わり方がうまい男です。
初回で大事なのは、魚を釣って終わることではありません。
気分よく終わらせることです。
一番大事なのは、「少し物足りないところで終えること」
これ、本当に大事です。
釣り好き側は、どうしてもこうなります。
- もう少しやれば釣れそう
- せっかく来たからもう少し
- 次の潮で変わりそう
- ここで終わるのはもったいない
でも初回の釣りデートでは、それが危ないです。
相手が少し疲れてきているのに粘ると、
最後の印象が全部「しんどかった」に寄ります。
だから、初回の正解はこれです。
“まだいける”ところで終わる
です。
- ちょっと楽しかった
- まだ体力も残ってる
- 景色も楽しめた
- 釣れても釣れなくても、空気が悪くない
この状態で終われると強いです。
逆に、
- 疲れ切る
- 無言が増える
- 寒い、暑いが勝つ
- お腹すいた
- もう座りたい
- でも帰れない
ここまで引っ張ると、だいたい良くないです。
店長のひとこと
初回は、
「もう帰りたい」と言われる前に終わる男
の方が圧倒的に印象がいいです。
釣れたかどうかで、その日の価値を決めるな
これもかなり大事です。
釣り好き側は、どうしてもその日を釣果で見がちです。
- 釣れた → 成功
- 釣れない → 微妙
でも、相手はそうとは限りません。
相手にとっては、
- 海がきれいだった
- 思ったより怖くなかった
- 一緒にいて気まずくなかった
- ちゃんと気を配ってくれた
- 釣りって意外と新鮮だった
こういうことの方が、記憶に残ることがあります。
だから、たとえ釣れなくても
その日を失敗扱いしないことが大事です。
ダメな締め方
- 「今日は全然ダメだったな」
- 「やっぱ条件悪かった」
- 「本当はもっと釣れるはずなんだけど」
- 「またちゃんとした日にリベンジしよう」
これ、全部あまりよくないです。
相手からすると、
「今日って微妙だったんだ」
「楽しめてなかったのかな」
と感じやすいです。
いい締め方
- 「今日はのんびりできてよかったね」
- 「雰囲気よかったね」
- 「最初にしては十分だったよね」
- 「意外と楽しめたんじゃない?」
- 「また気が向いたら、もっと楽な感じでも行けるよ」
このくらいで十分です。
釣りの後の食事まで考えておけ
釣り人の「飯は適当でいい」は、初回の相手には通用しない
ここ、かなり大事です。
釣り人って、本当に食事を雑に扱いがちです。
- 朝はコンビニでいい
- 昼は釣りながらでいい
- 腹が減ったら適当に済ませればいい
- 釣れてる時に飯どころじゃない
この感覚、釣り人同士なら成立します。
でも初回の釣りデートでは、かなり危ないです。
なぜかというと、相手にとってその日は
「釣りの時間だけ」で終わるわけではないからです。
海辺で過ごして、少し疲れて、風にも当たって、気も使って、思ったより体力を使う。
そのあとに、
- どこで食べるか決まっていない
- 何を食べるか考えていない
- 「適当にラーメンでいい?」みたいな雑さが出る
- 釣り優先で店探しが後回し
となると、一気に印象が悪くなります。
店長の本音
初回の釣りデートでは、
釣りの後にどこでどう休めるかまで段取りしておけ
です。
釣りそのものが少し不慣れでも、
終わったあとにちゃんと座れて、落ち着いて、ご飯を食べながら
「今日どうだった?」
と話せる時間があるだけで、その日はかなりいい一日になります。
逆に、釣りの後に
- 寒い
- 疲れた
- お腹すいた
- 手も少し汚れてる
- でもどこ行くか決まってない
となると、最後が雑になります。
だから最低限これだけは考えておけ
- 釣り場から無理なく行ける店を事前に1〜2軒決めておく
- 混みすぎそうなら代案も持っておく
- 海鮮に寄せるか、普通の食事にするか考えておく
- 釣りの後に入りやすい雰囲気の店を選ぶ
- 相手が疲れていても座って落ち着ける店にする
ここで大事なのは、
釣りの余韻を、雑に終わらせないことです。
釣り好き側は、釣りが終わるとそこで一日が終わった感覚になりがちです。
でも相手からすると、そこからの食事や会話も含めて、その日の印象になります。
店長のひとこと
釣りの後の飯まで考えてある男は強いです。
釣り人はそこが抜けやすい。
だからこそ差が出ます。
帰る前の片付けで、性格が出ます
ここも見られています。かなり。
釣りが終わったあとに、
- 仕掛けを雑にまとめる
- ゴミをそのへんに置く
- 荷物を相手に持たせる
- 自分の片付けでいっぱいいっぱい
- イライラしながら撤収する
こうなると、最後の印象がよくないです。
逆に、
- 手早く片付ける
- 危ない針を先に安全にする
- 周りを汚さない
- ゴミをちゃんと持ち帰る
- 相手の荷物まで自然に気にする
こういうのは、すごく伝わります。
釣りって、終わり際に意外とバタつきます。
だからこそ、そこで落ち着いている人はかなり印象がいいです。
店長のひとこと
釣り場をきれいにして帰るのは当たり前。
でもデートならそれに加えて、
相手をバタつかせずに帰れるか
まで見てほしいです。
「寒くない? 疲れてない?」を最後まで気にしろ
当たり前のようで、最後の最後に雑になる人がいます。
釣ってる最中は気を使っていたのに、終わりが見えた瞬間に自分モードに戻る。
これはもったいないです。
帰る直前や帰り道で、ちゃんと気にしてほしいのは、
- 寒くないか
- 暑くないか
- 疲れていないか
- 手は汚れたままじゃないか
- トイレは大丈夫か
- においが気になっていないか
このへんです。
釣りの後って、意外と疲れが一気に出ます。
だから「終わったからもう大丈夫」ではなく、
終わるところまで含めて気を配る方がいいです。
帰り道で、反省会を始めるな
これもかなり大事です。
釣り好き側は、帰り道になるとつい分析したくなります。
- あの時間に移動すべきだった
- あっちのポイントの方が良かった
- あの潮が微妙だった
- 仕掛けはこっちの方がよかった
- 次はもっとこうしよう
でも初回の釣りデートでそれをやりすぎると、
相手からすると完全に置いていかれます。
しかも、釣果ベースの反省会になると、
「今日って採点対象だったんだ」
みたいな空気にもなりやすいです。
帰り道で大事なのは分析ではなく、
その日の空気をよくしたまま帰ることです。
「今日どうだった?」の聞き方にも気をつけろ
これ、聞き方を間違えると微妙です。
微妙な聞き方
- 「楽しかった?」
- 「また行きたい?」
- 「釣りハマりそう?」
- 「どう? 好きになった?」
重いです。
しかも答えに困ります。
相手はたぶん、まだそこまで整理できていません。
いい聞き方
- 「疲れてない?」
- 「寒くなかった?」
- 「最初にしては十分だったよね」
- 「海辺でのんびりできたのはよかったね」
- 「魚見られたの、ちょっと面白かったね」
こういう、感想を言いやすくする聞き方の方がいいです。
いきなり判定を求めない。
これが大事です。
「次」を急いで取りに行くな
ここ、かなり重要です。
初回がそこそこうまくいくと、釣り好き側はテンションが上がります。
で、やりがちなのがこれです。
- 「次はエギング行こうよ」
- 「今度は朝マヅメで」
- 「次は本命ポイント連れてく」
- 「今度はもっとちゃんとした装備でやろう」
早いです。
相手はまだ、
「今日がどうだったか」
を自分の中で整理している段階です。
そこで次の釣行を畳みかけると、急に圧が出ます。
初回の後にやるべきなのは、
次を確定させることではなく、次の可能性を残すことです。
ちょうどいい言い方
- 「また気が向いたら、もっと楽な感じでも行けるよ」
- 「次やるなら、今日より楽な場所でもいいね」
- 「もしまた行くなら、今度はこんな感じもあるよ」
このくらいで十分です。
釣れたときより、釣れなかったときの立ち回りに人柄が出る
これは本当にそうです。
釣れた日は、ある程度ごまかせます。
空気も良くなりやすいです。
でも本当に差が出るのは、
釣れなかったときです。
- そこで不機嫌にならないか
- 焦らないか
- 相手に気を使わせないか
- 今日を失敗扱いしないか
- 雰囲気を保てるか
ここに、その人の余裕が出ます。
釣りデートで「また行きたい」と思われる人って、
たいてい釣れなかった日でも空気を悪くしません。
店長から見ると、そういう人の方が強いです。
結局、最後に残るのは「釣り」より「一緒にいた感じ」です
釣り好き側は、どうしても釣りの中身で考えてしまいます。
- どこでやったか
- 何を投げたか
- 何が釣れたか
- どんな潮だったか
でも、相手に最後に残るのは案外そこじゃないです。
残るのは、
- 一緒にいて安心だったか
- 気を使いすぎずに済んだか
- しんどさをちゃんと見てくれたか
- 無理させなかったか
- 楽しい時間として終わったか
このへんです。
つまり初回の釣りデートって、
釣りの知識や腕前の勝負じゃないんです。
最後に残るのは、人として一緒にいて楽だったかどうか
ここです。
この章で覚えてほしいこと
「また行きたい」と思われるために、一番大事なのはこれです。
釣りを成功させることより、その日を気分よく終わらせること
意識してほしいのは、このへんです。
- 少し物足りないところで終える
- 釣果でその日を採点しない
- 釣りの後にどこで食事するかまで考えておく
- 帰る前の片付けを雑にしない
- 最後まで相手の疲れや不快を気にする
- 帰り道で反省会をしない
- 感想を言いやすい聞き方をする
- 次を急いで取りに行かない
- 釣れなかったときほど空気を大事にする
4章を通して、店長が一番言いたかったこと
釣りデートで大事なのは、
釣りが上手いことじゃありません。
- ① 誘う前に、自分本位になっていないか考える
- ② 初回向きの場所と釣り方を選ぶ
- ③ 当日にやってはいけないことを避ける
- ④ 最後を気分よく締める
この4つができれば、かなり違います。
そして最後に一番大事なのは、これです。
釣りを好きにさせようとするな。
まずは、あなたと行く釣りが嫌じゃないと思ってもらえ。
店長としては、そこができれば初回は十分合格です。